ART WORKS
アート
館内各所に設えられたさまざまなアート作品を通じて、茶の湯や禅の思想などの江戸時代から金沢の街に受け継がれる、武家文化の美意識の一端に触れていただけます。またティーサロンで用いられる茶道具や茶器など、金沢の今を担う地元工芸作家らによるクラフトマンシップもご体感いただけます。
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Scape / 005、Scape / 006 / Nerhol
1F TEA SALON
素材:ラムダプリント
サイズ:H1280 x W1600mm(プリントサイズ)
制作年:2015
協力:G/P gallery, TokyoNerhol
彫刻家 飯田竜太(1981年生まれ)とデザイナー 田中義久(1980年生まれ)によるアーティスト・デュオ。2007年結成、東京都在住。国内外の美術館やギャラリーの展覧会に参加し、現代の経済活動が生み出し続ける消費と生成、忘却という巨大なサイクルの急所を突くような作品を一貫して制作している。主な個展として、「Foam Photography Museum」(アムステルダム、2015年)、「Promenade」(金沢21世紀美術館、2016年)など。 -
ニホンスイセン / 橋本雅也
2F エレベーターホール
素材:鹿角、鹿の骨
サイズ:H380×W210×D200mm
制作年:2016
協力:ロンドンギャラリー橋本雅也
1978年岐阜県高山市生まれ、神奈川県在住。独学で彫刻の技術を習得。 橋本は、動物の角や骨、木など様々な素材を扱う。透徹な視線は一貫して素材やモチーフの奥へと向けられ、形を引き出している。主な個展に、「殻のない種」(ロンドンギャラリー、2012年)、「橋本雅也 間なるもの」(金沢21世紀美術館、2014年)など。 -
ソメイヨシノ / 橋本雅也
2F 客室 Junior Suite
素材:彫刻:鹿角、袱紗:絹、桜
サイズ:H50×W95×D64mm
制作年:2017
協力:袱紗制作:藤井繭子、ロンドンギャラリー橋本雅也
1978年岐阜県高山市生まれ、神奈川県在住。独学で彫刻の技術を習得。 橋本は、動物の角や骨、木など様々な素材を扱う。透徹な視線は一貫して素材やモチーフの奥へと向けられ、形を引き出している。主な個展に、「殻のない種」(ロンドンギャラリー、2012年)、「橋本雅也 間なるもの」(金沢21世紀美術館、2014年)など。 -
牛――なにも見失ってはいないのに、なにを探しているのか / 華雪
3F エレベーターホール
素材:二俣和紙、膠、煤、墨
サイズ:H1520×W1520×D13mm
制作年:2017
協力:齋藤博(二俣和紙)、前田秀畹堂・前田倫明(表具)華雪
1975年京都府生まれ、立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了、東京都在住。華雪は、幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味に興味を持ち、以来、文字の表現の可能性を探求することを主題に、国内外で展示やワークショップを行っている。今回は、禅におけるさまざまな課題を、見失った牛を探し求める牧童の道行として十枚の絵で描いた「十牛図」をモチーフに作品を制作。主な展覧会として、山形ビエンナーレ(山形市内、2016年)、高橋コレクション―メッセージズ(十和田市現代美術館、2015年)などがある。 -
花――花が咲く / 華雪
3F TEA TABLE
素材:二俣和紙、膠、墨
サイズ:H295×W250(左)、H267×W250(中)、H255×W225(右)
制作年:2017
協力:齋藤博(二俣和紙)、新潟絵屋(額制作)華雪
1975年京都府生まれ、立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了、東京都在住。華雪は、幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味に興味を持ち、以来、文字の表現の可能性を探求することを主題に、国内外で展示やワークショップを行っている。今回は、禅におけるさまざまな課題を、見失った牛を探し求める牧童の道行として十枚の絵で描いた「十牛図」をモチーフに作品を制作。主な展覧会として、山形ビエンナーレ(山形市内、2016年)、高橋コレクション―メッセージズ(十和田市現代美術館、2015年)などがある。 -
円相――ここからはじまって、ここへかえる / 華雪
3F 客室 Junior Suite
素材:二俣和紙、墨
サイズ:H465×W645mm
制作年:2017
協力:齋藤博(二俣和紙)、前田秀畹堂(表具)華雪
1975年京都府生まれ、立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了、東京都在住。華雪は、幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味に興味を持ち、以来、文字の表現の可能性を探求することを主題に、国内外で展示やワークショップを行っている。今回は、禅におけるさまざまな課題を、見失った牛を探し求める牧童の道行として十枚の絵で描いた「十牛図」をモチーフに作品を制作。主な展覧会として、山形ビエンナーレ(山形市内、2016年)、高橋コレクション―メッセージズ(十和田市現代美術館、2015年)などがある。 -
別物語:鈴木大拙&J.Dサリンジャー / Yukawa Nakayasu
4F エレベーターホール
素材:洋書:禅と日本文化(Zen and Japanese Culture )、ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)
サイズ:H1500×W900 mm
制作年:2017Yukawa Nakayasu
ともに1981年兵庫県生まれ、2012年結成。土地の習慣や歴史、習俗等、人間の営為とその痕跡と向き合い多様な関係性を彫刻化することをテーマに活動を行う。今回は鈴木大拙と大拙に影響を受けた作家サリンジャーをモチーフに作品を制作。主な展覧会に、「豊饒史のための考察」(コペンハーゲン、2017年)、「利益の石」,(金沢アートグミ、2017年)などがある。 -
別物語:鈴木大拙 / Yukawa Nakayasu
4F 客室 Junior Suite
素材:洋書:仏教の大意(The essence of Buddhism)
サイズ:H1350×W350 mm
制作年:2017Yukawa Nakayasu
ともに1981年兵庫県生まれ、2012年結成。土地の習慣や歴史、習俗等、人間の営為とその痕跡と向き合い多様な関係性を彫刻化することをテーマに活動を行う。今回は鈴木大拙と大拙に影響を受けた作家サリンジャーをモチーフに作品を制作。主な展覧会に、「豊饒史のための考察」(コペンハーゲン、2017年)、「利益の石」,(金沢アートグミ、2017年)などがある。 -
釜 / 木谷洋
5F エレベーターホール
素材:銅、石、ブラックウォルナット、真鍮
サイズ:H360×φ274 mm
制作年:2017木谷洋
1988年、奈良県生まれ、現在金沢美術工芸大学大学院博士後期課程に在籍。木谷は、「道具」から「技術」や「機能」といった概念を抽出し、再考することを活動の要旨とする。 今回は茶会で用いられる茶道具をモチーフに作品を制作。主な展覧会に、「Bridge Art and Craft 工芸ブリッジ」(EYE OF GYRE、2017年)、「before homo habilis 」 (SKLO、2015年)などがある。 -
柄杓 / 木谷洋
5F TEA TABLE
素材:鉄
サイズ:H80×W64×D425 mm
制作年:2017木谷洋
1988年、奈良県生まれ、現在金沢美術工芸大学大学院博士後期課程に在籍。木谷は、「道具」から「技術」や「機能」といった概念を抽出し、再考することを活動の要旨とする。 今回は茶会で用いられる茶道具をモチーフに作品を制作。主な展覧会に、「Bridge Art and Craft 工芸ブリッジ」(EYE OF GYRE、2017年)、「before homo habilis 」 (SKLO、2015年)などがある。 -
The Fall / 高本敦基
6F エレベーターホール
素材:洗濯バサミ
サイズ:H2060×W2000×2300 mm
制作年:2017高本敦基
1980年広島県生まれ。金沢美術工芸大学で絵画を学んだ後、Nancy国立美術大学大学院で現代美術を修め、2009年から岡山県真庭市を拠点に制作を行う。高本は社会と人間存在の繋がりを主題に、洗濯バサミといった一見作品にならない身近に使用される物がもつ潜在能力を引出すインスタレーションを制作する。主な個展に、「フレデリックテイラー氏に花束を」(金沢アートグミ、2017年)、「組み立て式の社会」(奈義町現代美術館、2016年)などがある。
LOCAL CRAFTS
ローカルクラフト
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羽織 / 安達大悟
STAFF UNIFORM
安達大悟
2010年に金沢美術工芸大学工芸科を卒業。2012年に金沢美術工芸大学美術工芸研究科工芸専攻修士課程を修了後、金沢卯辰山工芸工房に入所。その後、3年間の研修を経て同工房の専門員となり4年間勤務する。作品の多くは、江戸時代には親しまれていた「板締め絞り」という伝統技法を用いたものであるが、その根底には「素材の可能性を見出し可視化する」というコンセプトがある。板締め絞りによるタペストリーの制作やワンピースやバッグなどの制作、ホテルユニホームのデザインを始め、トロフィーのデザインや先端技術を応用したデザインなど、テキスタイル分野を超えた仕事も手がける。 -
茶道具選定・制作 / 竹俣勇壱
1F TEA SALON
竹俣勇壱
金工作家。1975年 金沢生まれ。ジュエリー工房でオリジナルアクセサリーの企画制作販売に従事。2002年に独立、アトリエ兼ショップ「anonymousrhythm」をオープン(現在は閉店)。2004年、新堅町にアトリエ兼ショップ「KiKU」をオープン。2007年、オーダージュエリーに加え、生活道具の制作を始める。2012年、ひがし茶屋街に「sayuu」をオープン。2018年秋に金沢市東山に「tayo」をオープン予定。 -
茶器 / 中田雄一
1F TEA SALON
中田雄一
- 1980
- 北海道美唄市生まれ
- 2005
- 東北芸術大学陶芸卒
- 2007
- 金沢卯辰山工芸工房修了
- 2011
- 作陶再開
- 2018
- 白釉と色絵を基軸に制作
- 2023
- 石川県金沢市在住
焼物を歴史や技術等の独自の視点から読み解き、茶道具から酒器、中国茶器などで展開している。
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茶器 / 杉田明彦
1F TEA SALON
杉田明彦
- 1978
- 東京都文京区生まれ
学習院大学文学部哲学科中退
手打蕎麦店での修業の後、07年に輪島へ
塗師 赤木明登氏のもとで修業
- 2013
- 独立
- 2014
- 金沢に工房を移す