EVENTSイベント
終了|2022年10月22日(土)-11月27日(日)
熊倉涼子「Mitákuye Oyás’iŋ」
@KAIKA 東京|1F STORAGE 1
GALLERY ROOM・Aでは、2022年10月22日(土)より熊倉涼子による個展「Mitákuye Oyás’iŋ」を開催いたします。折り重なるモチーフや画中画を写実的な技法を用いて、自然科学や神話など様々な事象をテーマに扱う熊倉の新作をお楽しみください。
概要
会期 | 2022年10月22日(土)- 11月27日(日)
会場 | GALLERY ROOM・A
住所 | KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS (東京都墨田区本所2-16-5)
開廊時間 | 8:00-23:00
作家プロフィール
熊倉涼子 / Ryoko Kumakura
1991年東京生まれ。2014年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。現在、東京を拠点に活動している。
歴史の中で人々が世界を理解しようとする過程で生まれたイメージを元に、絵画を制作。あるひとつの事柄に対して多面的な視点で図像を集め、それを元に作品を構成している。そうしたモチーフを、写実的な描写や落書きのような線などの複数の描写法を混ぜたり、画中画やだまし絵の手法を用いて描くことで、視覚的に揺さぶりをかけ、目に見えるものとは何かを問う作品を制作している。
主な展示に、2022年 個展「Transient Images」(日本橋三越本店美術サロン/東京)、2018年 個展「Pseudomer」(RED AND BLUE GALLERY/東京)、2021年 グループ展「Everything But…」(Tokyo International Gallery/東京)、2018年 熊倉涼子・永井天陽二人展「DI-VISION/0」(TAV GALLERY/東京)など。2021年「第34回ホルベイン・スカラシップ」奨学生、2019年「群馬青年ビエンナーレ」に入選。
▪︎アーティストステートメント
古来、人間は他の動物たちを家畜や食料や資源として利用し、敵として駆逐し、神として崇め、その構造や能力を技術の発展に応用し、親しい家族のように愛玩してきた。
近代では、あらゆる生き物を分析し、名前をつけて整理している。
しかし一方で、 人間と動物の境界は曖昧だ。
分類にあたって動物の形質を調べることは、人間との類似点を発見することでもあり、彼らが人の遠い祖先や親戚であることがわかった。
それに、時代を遡るとある地域では人間と他の生き物は区別されなかったし、またある神話では人が獣の先祖であるとされた。
我々は違うもののようでいて、あまり大差はないのかもしれない。
私たち人間は、異なると感じるものを前にすると、無意識に他者として区別してしまう。
でも例えば猫は、人間のことを「大きい猫」程度に認識しているらしい。
人が作る区別の基準は一方的なものでしかないけれど、私たちはその対象にどこかで優越感を持ちながら、敬い、羨んでもいる。
GALLERY ROOM・A
アート・プラットフォーム「ArtSticker」 を運営するThe Chain Museumは、インディペンデントキュレーターの青 木彬と共同で運営する新たなコマーシャルギャラリーです。年齢やジャンルにとらわれず、国内外で活躍する 様々なアーティストを紹介し、Artistの個展(ROOM)を発表していきます。
https://www.instagram.com/gallery_room_a/
「Experience in ART」
GALLERY ROOM・Aは、“アート”を多様な解釈の中で経験するための場所です。
作品の購入は、何のために 行われるのか?アーティストはどのように作品を生み出しているのか?
私たちにとって作品とはどんな効果をもた らすものなのか?商品に使用価値があるように、アートの未知なる使用価値について探索してみましょう。
GALLERY ROOM・Aでは作品の鑑賞や購入、アーティストとの対話や宿泊プログラムを通じて、あるときはクリ ニックのように人を癒し、またあるときはアカデミーのように学びの場となる可能性を拓いていきます。青木彬(イ ンディペンデント・キュレーター)